ずぼらな夫婦の家づくり~ウィザースホーム~

ウィザースホームでの家づくりについて紹介していきます。 家庭内や飼い猫のこと、その他ハマっていること等のお話も登場します♪

資金計画(費用)⑭オプション付団体信用生命は「がん団信」までで十分!!

 

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こんにちは♪あーたそです。
前回は、団体信用生命ってなんだ?ということについて書かせてもらいました。今回は、オプション付団信についてです。

 

*注意*
「3」大と「三」大等、数字部分や名称は各社の商標登録になるため、厳密にいうと数字と漢数字等が違う商品は別商品です。わかりやすさのため、このブログでは通常の数字「3」等を使用していきますが、ある1つの会社の「3大団信」の商品を指しているのではなく、一般的な商品の説明として扱っていますのでご注意ください。

 

 

 

オプション団信を付ける必要性

付けるなら「がん団信まで」で十分です。同じ上乗せ料率でそれ以上(3大・8大等)の保障が付くのであれば付けることをお勧めしますが、更に0.2%上乗せするのであればその分の金額と比べると過剰保障かと思います(2018年時点の保障内容の場合)。なぜかというと、3大団信以上は支払事由がとても厳しいからです。せっかく加入しても使えない保険なら意味ないですよね。各社取り揃えている商品内容が違うことから一概には言えないので、加入を検討する場合は必ず支払事由を確認し、わからないことがある場合は、パンフレット等に記載のフリーダイヤル等で必ず保険会社に質問するようにした方がいいと思います。

 

*補足*
利率が0.1%違うと総額で50~100万変わります(借入金額等によって異なる)。実際に借入金額でシュミレーションをするとわかりやすいと思います。

注意してほしいこと

①がん団信

「診断確定」で保険金が支払われるのか、「それ以上の事由が必要なのか」を確認してください。「診断確定」時で保険金支払いとなる場合は、加入の検討予知ありですがそれ以上の条件が書かれている場合は、じっくり検討してもらうことをお勧めします。今の医療では、精神的事由や認知症等の入院を除き「60日以上継続して入院することは稀*」です。入院日数や働けない状態の日数を条件にしている場合は、本当にその状態が起こりえるのかを十分考慮して加入するようにしてください。

*入院した場合、入院日数は何日くらい?|公益財団法人 生命保険文化センター

 

②3大以上の団信

こちらについても同じです。こちらに関しては「診断確定時」に支払われることはなく、一定の条件を満たした場合に支払われるはずです。その条件は各社さまざまですが、60日以上働けない場合や180日以上入院した場合等、がん団信以上にハードルが高いことに注意してください。働ける働けない等は「医師の判断が必要」であることがほとんどのため、医師が「特に労働の制限はない」と診断してしまえば、どんなに本人が辛くて働けないと思っていても、保険金は支払われませんので注意です。

 

③保険金額の割合

100%保障なのか50%保障なのかに注意です。借入金額の100%を保障するか半分の50%を保障するか商品によって違います。50%保障の方が金利上乗せ分が低い場合が多いので最近人気のようですが、こちらに関しは半分債務が残るということを忘れないようにしてくださいね!半分になるだけでも随分助かると思いますが。

団信の査定について

感覚的にわかっていただけるかと思いますが、一般団信<がん団信<3大団信<8大団信等の順番で査定は厳しくなります。がん団信は加入できないけど一般団信は加入できるよということはよくあります。

また、審査の基準は各社で若干異なります。もし1つの保険会社で断られた場合は、別の保険会社で取扱がないかを確認してみるといいと思います。一般的に各銀行の方針で進める商品は決まっているので、特に指定をしなければ、その進めたい商品で査定を依頼します。ですが、実は別の保険会社の団信とも契約していることがあります。また、持病がある方でも入りやすい団信というのも存在しますので、そちらも確認してみるといいと思います。

 

*補足*

お電話で意外と質問が多かったのですが「風邪」の場合、「骨折等で入院中」の場合は不承諾となる可能性が非常に高いので、完治(退院)後に申込むようにしてください。重症な病気でも最初は風邪のような初期症状がでることが多いため、完治していないと「別の病気かもしれない可能性を」排除できません。骨折などのけがによる入院も命に係わるように見えないためか、申込みされる方が多いですが「入院中」というだけでダメです。「今後何かあるかもしれない可能性」を排除できないためです。同様の理由で「手術予定」とかもダメになりますので、予定がある方は十分注意してください。

 

その他具体的な病名を出すのは難しいですが、生活習慣病は「がん」を誘発する1つの要因と捉えられています。ということはもし数値がひどければ、がん団信は・・・・。一般団信の方は見落とされがちですが「高度障害」になる可能性がある病気を患っているかを確認するといいと思います。もし持病を持っている方は、その病気が悪化した場合、「高度障害に該当する可能性がある病気なのか」を担当医師に聞いてみるというのも手かもしれませんね。あとは、個人的に加入している生命保険で「割増保険料」や「部位不担保」で契約しているものがある場合は、団信の査定が厳しい傾向にありますので目安になると思います。

 

団信に加入できない場合

団信も保険商品ですので、皆様の健康状態によっては加入できない場合もあります。その場合は、団信を付けないフラット35等で借り入れるしかなくなります。最近、フラット35も団信付を販売していると思いますが、こちらは任意で外せたと思いますので確認してみてください。

つぶやき・・

私が約8年勤めていた会社では、団信の保険金請求の過半数を占めていたのは「がん団信」です。その次が一般団信→3大団信、8大団信は該当0です。1つの保険会社だけでも1か月に何千人と加入する団信ですが、3大は年に2~3人いるかどうか、8大団信は開発されたのがその他の商品と比べると遅いというのもありますし、加入する債務者が少ないこともありますが、当時働いていた会社では商品開発時から今まで該当者は0でした。こう見ると「がん団信は必須」のように見えますが、大多数の方は保険金請求をせずにローンを完済しているということも忘れないでください。借り換え等がありますので、保険会社側からは借入額0となった人が借り換えなのかどうかは知りえないため、ローン完済者割合などを出すことは不可能ですが、保険金請求をしている人数と比べると圧倒的に多いのは確かだと思います。これを踏まえて、オプション付団信に加入するのかどうかは判断くださいね。

まとめ

オプション付団信を選ぶなら「がん団信」で十分!!今の時代、がんに罹ったからといって会社を解雇されたり不当に賃金を下げられることはないと思いますので(あったら不当・・)、「一般団信」だけでも十分不安は解消されると思います。とはいっても2人に1人はがんに罹る時代です。少しでもローンの返済についての不安を取り除いておきたい場合は、オプション付団信に加入する検討の余地は十分あります。金利が0.1%違うと総額で50~100万変わります(借入金額等によって異なる)。これを費用と考えるか、無駄と考えるかは皆さんの取り方次第です。また、個人的に加入されている生命保険等(特に就業不能保険の類)がある場合はそちらの保障内容とも合わせて検討していただくことをお勧めします!そちらでしっかりカバーできていれば、オプション付団信は不要かもしれませんよ!!

 

 

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